中学生以降の学生時代の作品。大人になる過程で湧いてくる複雑な感情を鎮めるための手段として、よく絵を描いていた記憶があります。遊びで描く落書きの他、好きな自然や生き物をテーマにした絵を描くことが多かったです。

昆虫の図鑑を見て描きました。虫は苦手な人が多いですが、私は見れば見る程どの虫も美しいと思えます。

雑誌や新聞の切り抜きを貼付けて絵にしています。当時はこれが面白くて、部屋が切り抜きだらけになっていたことがありました。ハサミやノリを手に持つと童心に戻っ気分でワクワクします。

祖母が体調を崩したとき、母と一緒に群馬から祖母のいる鳥取までかけつけました。隣の部屋で寝ている祖母を心配しながらも、何もしてあげられることがなく、もどかしい思いで描いた台所のスケッチです。

祖母が体調を崩したとき、母と一緒に群馬から祖母のいる鳥取までかけつけました。山の中にある祖母の家は、自然のエネルギーをいっぱいに感じる、素晴らしい所。


クレヨンで、クレヨンの箱の絵を模写しました。出来上がり、サイズ違いの同じ絵が2つ並んだ様子が、なんだか面白かったです。


学生の頃はこのような落書きを、いつでも描いていました。

学生の頃はこのような落書きを、いつでも描いていました。



大学生の頃、休み時間にノートに描いた落書き。気に入ってとっておいたものが偶然残っていました。



モノクロの写真をお手本にして描き、想像で色をつけました。




モノクロの写真をお手本にして描き、想像で色をつけました。

ただの落書きのつもりで描き始めたのですが、途中から時間を忘れ、部屋にこもって6時間。大作になりました。今見ても楽しい絵。こんな感じでいつか絵本を描いてみたい。


付箋の端に小さく印刷されていた線だけのプーさんの絵。それを模写して、色は想像でつけました。

高校の時の文化祭で、クラスみんなで折り鶴を並べて作った、教室の後ろの壁一面の大きな絵。当時話題になっていた佐渡島のトキの保護活動を応援しようと企画し、その絵の原画を私が描きました。原画からドットにおこした後は、毎日みんなで鶴を折り続け、壁一面の絵が完成したときには、生まれて初めて感動で体が震えました。青春時代の本当に素敵な思い出。



中学生の家庭科の授業で作った手提げ袋。空飛ぶドラえもんの絵は自分でデザインしました。気に入って一度も使わないまま大事にとってあります。

中学のある美術の先生に出会ってから、絵は教わった通りでなく感じるまま自由に描けばいいということに気付きました。そして休みの日に、思春期の複雑な感情を絵にぶつけました。すると、ちょっと気持ち悪いけど、素晴らしいと思える絵が出来上がったのです。絵の描き方とその面白さを知った、私の原点とも言える作品です。