異文化を取り入れることと、人を尊重すること
今日はハロウィン♪
外に出ればあちらこちらに可愛いハロウィンの飾り付け。
最近は子供達も仮装して楽しむけど、私達が子供の頃ハロウィンなんていう行事あったかな?
少し調べてみると、
・日本では1970~80年代にキティランドが関連商品の販売やイベントを行ったのが最初。
・その後1997年にディズニー、2002年にはUSJと、2大テーマパークがハロウィンのイベントを開催。
そのテーマパークのイベントが人気を集めたことがきっかけに、日本で一気にハロウィンの認知度が上がったようです。
その背景には、国際化社会に伴う英語教育や、コスプレ文化、そしてバレンタインやクリスマスなどと同様に海外の文化行事をイベントとして楽しむ国民性があるようです。
元々は秋の収穫を祝い悪霊を追い出すというキリスト教の行事ですが、日本でそういった宗教的な要素は薄く、娯楽化・商業化されたイベントになっています。
無宗教の人が多い日本では馴染みにくい話なのかもしれませんが、海外の文化行事を取り入れる時には単にイベントとしてだけでなく、できればその文化の意味合いも知った上で取り入れるべきではないかなと時々思います。
こうした外の世界に対してある意味表面的な捉え方しかしない傾向が、最近の外国人に対しての見方にもなんとなく通じている気がするからです。
私の夫はアメリカ人で、出会ってから8年半経ちますが、日本人の外国人に対する態度や捉え方について、時々違和感を感じることがあります。
特に最近そういった違和感を感じることが多いのは、テレビ番組です。
夫が外国人でなければ気に止めなかったかもしれませんが、バラエティにしてもニュースにしても、外国人を必要以上に面白おかしく見せるような番組の作り方。
どこか日本人よりも下に位置づけ、そこから優越感を得ようとするかのような解説や出演者達のコメント。
外国人やハーフの芸能人が増え、以前よりも外国人を身近に感じるようになってきた風潮はいいのですが、動物園にいる動物やサーカスのピエロのように、見せ物にする対象ではありません。
私達と何も変わらない、尊重すべき同じ人間なのです。
テレビでも外を歩いていても、外国人を目にすることが増えてきた割には、最近そんな傾向が目立ってきている気がして、時々悲しくなります。
オリンピックも控えていることですし、外国の文化行事を取り入れられる程素晴らしい柔軟性があるのなら、その文化と文化の中で生活する人々に対しても、もっと正しく目を向けられる社会になるといいですね。

〈 10/31 本日のミニアート 〉
タイトル:HAPPY HALLOWEEN
ハロウィンのかぼちゃをカラー粘土で作りました。久しぶりに触った粘土。慣れなくてあまり綺麗にできませんでしたが、楽しく作りました♪ 皆さんは今日はいかがお過ごしですか?