分かってもらえたと感じることの大切さ
今日も午後の数時間、ベビーシッターさんにお世話になりました。
このベビシッターさんにお願いしたのは、夏に2回と、先週からは今日が3回目。
先週久しぶりの依頼で再会し、最近の息子の様子を伝えた時のこと。
ミルクが遊び飲みをするために少量ずつ、しかも時間が不規則であること。
また起きている間はずっとそばについて遊んであげていないと泣いてしまうこと等を伝えました。
すると、「あなた、夏の時も同じこと言ってたけど、普通はミルクの時間を何時間おきって決めて、ちゃんとその時間にまとめて飲ませれば、いつまでもグズグズ言わず、寝るものなのよ。もう生後6ヶ月でしょ…。」「あなた意外に大雑把ね。」と。
単に用事があるからという理由ではなく、早急に少しでも子どもと離れる時間が必要と思いお願いしている立場としては、その言葉が突き刺さりました。
「じゃあ預けている間に、何か良い方法を思いついたら、後で教えて下さい。」とその場では笑って返したのですが。
気にしないぞと思いながらも、息子から離れられず、ある意味拘束されているようにも感じる育児時間中、時々思い出すその言葉。
私のやり方が悪いのだろうか。
初めての育児だから、下手なんだろうか。
いやでも、そんなことない。
それが3回目になる今日、いつものように迎えに行くと、真っ先に「いつも家ではどんな様子なの?」と聞かれ、1回目預ける前に説明したような内容をもう一度説明しました。
すると興奮気味に「やっぱりそうだわ!同じなのね!」と。
ベビーシッターさんは50代くらいの方で、自分の子どももすでに何人か育て上げ、ベビーシッターとしても今まで何人もの赤ちゃんを見てきた経験があるそうです。
そんな方が、「いやこの子は大変だわ。お母さんが大変よ!」と話し始めました。
ベビーシッターさんから見た息子の特徴についての説明。
・一緒にいればとっても穏やか。良く笑う。でも、1分でも離れると泣き出してトイレも落ち着いて行けない。
・一緒にいる間、ただそばにいたり見ているだけでは駄目で、遊んだり反応してあげるのをずっと続けていないといけない。
・たまに1人遊びを始めても、10分くらいですぐ泣き始め、人を呼ぶ。
・同じ遊びだとすぐに飽きてしまい、遊び方をしょっちゅう変える必要がある。
・ミルクは遊びのみで、まとまった量を飲まない。
・お昼寝をほとんどしない。
などなど、日々私が感じ、夫と話していることと、全く同じ内容ではないですか!
やっぱり私のせいではなかった!
よかったぁ!
「色んな子見てきたけどね、この子は大変よ。6ヶ月経ってるのに、ほんとに少しの時間でも離れられないもの。これはやってみないと、他人には分からないわよ。たまには人に預けて休んだ方がいいわよ。」
初めて人に分かってもらえた気がして、思わず涙ぐみみました。
私の育児が間違ってた訳ではなかった。
そして、この大変さを初めて人に分かってもらえた気がした。
それだけで、本当に救われた気持ちになりました。
今までも、自分中でいっぱいいっぱいにならないよう何人もの人にこんな育児の様子を話してきました。
「分かる分かる。」と同意してくれる人は沢山いたり、逆に「癖をつけさせちゃったね。」などと言われたしまうこともあったり。
今までどんな風に話し、言葉を返されても、心が軽くなったことはなかったのですが、今日のベビーシッターさんとの会話で、今までの分まで全部救われた気分でした。
そして、また頑張れる自信がムクムク湧いてきました。
分かってあげることと、その相手が分かってもらえたと感じることは、全く別のことです。
さらに、サポートが必要な人に対し、例え間違いがあったとしても、最初からその間違いを指摘するのはもっと違うこと。
そして本当に分かるためには、自分も同じ体験をする必要があるかもしれません。
これらの考えは、私が看護師のお仕事をしながらは特にですが、交友関係でも普段から気をつけていることです。
今回は自分がいつもとは逆の分かってもらう側に立った、なかなか濃い体験でした。
そして家に帰って息子と遊びながらふと、この子は、お母さんに分かってもらえたと感じているだろうかと考え、ドキッとしました。
面倒だとか、大変だなんて思いが伝わらないよう、気をつけなきゃいけないなぁ。
でもそのためには、やはり時々離れる時間が必要だと、最終的にはその結論に落ち着くのであります。