イラストレーター初心者のための素敵な教科書
最近本屋さんで面白い本を見つけました。
『好きなイラストを描いてオカネを稼ぐ方法(りゃんよ 著)』という本です。
目的もなくブラリと立ち寄った本屋さんで、ズンと目に入ってきた本。
最近発行されたばかりの本のようですが、在庫が立ち読みされてヨレヨレになった残り1冊のみだったので、新しい物を取り寄せてもらい、今日やっと受け取ることができました。
札束を手に持ったイラストが大きく描かれた表紙を見た時は、最初からあまりお金を動機にして始めるのは違う気がして違和感があったのですが、中をパラパラめくってみると、内容はいたって真面目なものでした。
イラストレーターとして活躍できるようになるまでの流れや、仕事をもらう方法等、大変参考になることが全ページカラーで、分かりやすい文とイラストで書かれています。
もしかしたら多くの人は、こういったノウハウはライバルを増やさないために人には教えず隠しておくものかもしれません。
けれどもりゃんよさんは経験者という立場から、細かい情報や注意点まで、おしげもなく公開してくださっています。
私は美大出身でもないし、身近に同じ仕事でアドバイスを求められるような人もおらず、これから画家・イラストレーターとしてお仕事をしていく実際的な進め方については、はっきり言ってまだ右も左も分からない状態に近かったので、とても助かる内容でした。
この本の中で、特に一番印象的だったところ。
イラストレーターについて調べると
・イラストレーターとして食べて行けるのは一握り。
・稼げたとしても年収100万円から200万円くらい。
・デザイナーとしての経験も必要。
などネガティブな情報が色々書かれています。だけど、私のまわりにはそうじゃない人がたくさんいますよ。常識にとらわれて自分の可能性を閉ざしてしまうのはもったいないと思います。 ※読みやすいように文の一部を変更し掲載しています。
この文を読んだ時、目の前がパッと明るくなりました。
そうそう!
私の中でも、イラストレーターとはまさにそんなイメージでした。
なので長い年数がかかるかもしれないけど、いつかそのわずか一握りの中に入るしか道はないのだと思っていました。
けれども実際には、そこまで難しいことでもなさそうなのです。
現にこの著者のりゃんよさんも、美大出身でもなく普通の会社員からの出発で、途中から転職されたようなのですが、今ではイラストレーターの仕事だけで充分に生活できているとか。
私と同じような境遇から始まり、成功している人がいるんだ!
これからは、この本が私の教科書。
まさに痒い所に手が届いた!という本です。
ロンドンの展覧会まではその作品作りと育児でいっぱいいっぱいかもしれませんが、春になって展覧会の作品が完成し、息子も保育園に入れたら、この本を教科書にして一つ一つ実践していこうと思います。
具体的に何をして行ったらいいか方法が分かっただけで、道筋ができた気がして安心感が全然違う。
本当に、今の私に必要なピッタリな有り難い本に出会えました!
これからイラストレーターの仕事を私と同じように目指している方、またすでにやっているけれどなんだか上手くいかないと感じている方も、一度この本を読んでみるといいかもしれません♪