印刷した本が注文冊数の2倍になって届いた理由
本の印刷がやっと完成し、届きました。
300冊…あれ?
いやいや違った、600冊!!
というのも、注文は300冊だったんですが、届いた本を見たらなんと印刷のミスがあり、交渉の末丸々300冊を印刷し直してもらうことになったのです。
再度印刷のし直しを依頼してから、やっと昨日正しく印刷された本が、新たに300冊届きました。
ミスの内容は、こうです。
こちらからは原稿を全て完成させた状態でデータを送ったのですが、背表紙のイメージだけが頼んでもいないのに勝手に引き延ばされ、文字の大きさや配置が変わっただけでなく、イメージの一部までが消えてしまっていたのです。
印刷直前になり、ページ数に合わせ背表紙の幅を大きく変更したようなのですが、その時にあるスタッフが気を利かせて文字まで大きく引き延ばしてくれたようなのです。
けれども本来は完成されたイメージを勝手にいじるべきではないですし、そのことを他の人が気付けなかった、確認が不足していたとのこと。
印刷の前には表紙サンプルを、PDFのイメージだけでなく、わざわざお願いして本物の紙にまで印刷してもらい、実物でも確認していたのに。
でも私達以外の人が見たら、それ程見た目が悪いわけではない仕上がりです。
妥協するべきか少し悩みましたが、印刷前にこちらは充分に確認を重ねていたし、文字の大きさや配列などは全体とのバランスを考えた上で細かく微調整し作ったものだったので、やはり妥協できませんでした。
私達も本を一度も作った事のない初心者ですが、実は相手の印刷会社さんも、最初から最後まで大分手際が悪かった印象。
最初に届いた本を見てミスに気付いた時には、驚いて「ギャッ!!」と叫びましたが、直後怒るのを通り越し、「最後までやってくれたかぁ~。」と呆れて笑えてきました。
何でこんなに印刷会社さんとのやり取りが大変だったんだろう…。
新しい本が届いて、全て終わったはずのに、まだまだモヤモヤ。
前向きに捉えようとするなら、今回の経験の中からは、今後の自分の仕事に役立てられるアドバイスが、沢山導き出せるかもしれません。
相手の手際が悪かったと一言で片付けずに、もう一度今までの詳細を振り返って、具体的に何が問題だったのか、そしてこちら側もどうしたらもっとスムーズだったのかを、次回以降のブログで少し整理してみようと思います。
でも後から届いた本は、修正に修正を加え、外も中も全く文句なしの素晴らしい仕上がり。
挿絵描きから原稿作り、そして印刷を依頼するところまで、予想以上の時間と労力を注ぐことになってしまいましたが、その長い道のりを思い返すと、今、感極まる思いです。
出来上がったこの本は、私の宝物になりました。
※『Deadly Troubadours』は私の夫が書いた大人向けのファンタジー小説です。
現在第2巻を執筆中。
英語の文章ですが、もし購入をご希望の方は、 rikatouma@gmail.com までお気軽にご連絡ください。
金額は1冊1500円(税、送料別)です。


