限りある時間の中で、自らいばらの道を切り開くこと
生命は生まれてから成長し、学び、経験し続けていきます。
そして生まれた瞬間から、その鼓動は生きた時間を記憶しながら、死へのカウントダウンを打っています。
命に限りがあることは、皆同じです。
その限られた命を、どう生きるか。
安定を求めて進むのを拒むか、自分の力で茨の道を切り開いて前へ進むのか。
どちらの道を歩むかは、人生の自然な流れによってもたらされるのではなく、今の自分の意思によって決まるのです。
でもこれは多分、人間だけに与えられた選択肢でしょう。
野生の生き物達は、常に死の危険と隣り合わせです。
環境の変化や、食うか食われるかの危機迫るような状況は、日常的に起こります。
だからと言って、安全や安定が保障されるような生活なら幸せなのかと言えば、恐らくそんなことはないでしょう。
経験によって得た知恵や運動能力を使って、自らの力で危険を回避したり住食を確保してこそ、あんな風に瞳がキラキラと輝くのです。
私は難題にぶつかったときや行き詰まったときには、自然に生きる生き物達に目を向けてみます。
そうすると、とてもシンプルな答えがストンと下りて来て、自分が目指すべき方向が定まっていくのです。