努力して得た保育園の内定と、これからの夢
昨日は、私が住んでいる新宿区の認可保育園の結果発表日でした。
無事に内定が決まったとの連絡が入り、力が抜ける思いで今胸を撫で下ろしています。
12月初めに申込みをしてからというもの、カレンダーで毎日結果発表日の2/17をチラッと見ては、ソワソワ。
私が看護師を辞めるとなると、家の外での仕事ではなくなるし、画家としての実績は少ないしで、保育園に行ける可能性は間違いなく低くなるだろう。
それでも保育園に行けなかった時のことは、とてもとても考えられなかったです。
今の生活、昼間は育児一色。
少し前なら工夫すれば育児しながらも、平行して少しパソコンを使ったり、下書きくらいの簡単な絵を描くことができたけど、最近はそれもできません。
息子は私にベッタリ体をくっつけたまま、活発に動きながら本人は無意識だけど何度も私に繰り出される頭突きやパンチにキック。
出来ることが増えて一緒に遊ぶのは楽しいものの、私が触るものは全て全力で取ろうとするので、自分のことが一切何もできなくなってしまいました。
で、展覧会の作品作りをどこでしているのかと言えば、だいたい真夜中。
昼間は育児、息子が寝てから夕飯や洗い物。
そうするとどうしても一旦力尽きるので、1~2時間横になって頭を完全にオフにして、休みます。
その後夜中近くにムクッと起き出し、時々お腹が空いて起きる息子のお世話をしながら、静かに作品作り。
早朝からはまた育児が始まるので、描けるのは夜中の数時間だけ。
そんな生活を送りながら、んんん~、これじゃ、絵が趣味ならいいけど仕事にするなんて、とても無理…。
と思っていたのです。
でもいざ発表日が近づいてみると、どんな結果でも意味があるはず、途中がどんな道のりでも最終的には上手くいくはずだと信じることができ、逆に冷静に構えられるようになっていきました。
昨日は朝から携帯電話をそばに置いて過ごしましたが、午前中一度も電話は鳴らず。
お昼過ぎになって、区役所にダメだった確認の電話をしてみようと覚悟を決めたその瞬間、保育園からの電話が!
本当に嬉しくて泣きそうでした。
保育園の内定をもらうためには、ただ期日までに申込み用紙を記入し、提出しただけではありませんでした。
看護師を辞めるとなると可能性はかなり低いと最初から言われていたので、その可能性を少しでも上げるため、かなりの時間と労力をかけてきました。
まず区役所へ直接相談するために出向き、看護師を辞めて画家として転職した場合でも保育園の内定が有利になる条件や、まだあまり周知されていない開園直後やこれから開園予定の保育園の情報を得てきました。
その後は少しでも有利な状況に近づけるため、申込日から逆算して夫と小説を作っていったり、キャンペーンをして印刷前に収入を得たり。
そしてHPやブログを開設し、活動している証拠、実績作りをしていきました。
申込み用紙に加え、アートイベントや海外の展覧会の契約書等、活動の証拠となるものは一つ残らず、説明の文章を付け資料として提出しました。
それでも可能性は高くないと言われていたので心配だったのですが、希望した20カ所程の保育園のうち、ほぼ最下位に希望した少し遠い場所にある新しい保育園が、ギリギリ通ったという結果です。
どこであれ、とにかく決まってヨカッタ!!
諦めずに努力し続けることの大切さを、またまた実感した出来事。
残念ながら通らなかった人も沢山いる中申し訳ない気持ちもあるのですが、保育園に行けるか行けないかは、私のこの先のアート活動についてはまさに運命の分かれ道だと思っていました。
簡単に得た訳ではない内定だからこそ、この幸運は無駄にしない。
息子を保育園に預ける間の自分のために確保できる時間。
長い間やりたくても出来なかった分まで取り返すように、絵にどっぷり浸かった日々を、4月から送ってみたいです。