退職手続きからの、始まり☆
今日は今まで勤めてきた職場に行き、正式に退職手続きをしてきました。
事前の電話で退職の希望を伝えた時は、病院側はなかなか険しい反応。
そして何故か電話を切った直後、「看護師の仕事を辞めたくない!」という思いがワッと溢れてきて、なんだか泣けてきたり。(だからと言って退職を希望することには変わりないのですが。)
今日は色んな思いが交錯するかもしれない。
ある程度覚悟して行ったのです。
けれども、それが予想外の展開に。
まずはドキドキしながら看護部長室。
温かく迎えられていないのを感じながら、辞める理由を正直に言いました。
一度きりの人生。
看護師の仕事も好きだけど、画家とセラピスト、他にも是非挑戦してみたいことがあるということ。
そして、現在2つの国籍を持っているハーフの息子が、成人した時に自分の国籍を自分の意思で選択するために、日本とアメリカ2つの国をできるだけ平等な目で見られる環境を作りたいのです。
(※日本では2つ以上の国籍を持てず、成人する頃にはどちらかの国籍を選ばなくてはいけない法律になっています。)
そのため、できれば定期的に日本とアメリカを行き来して、両方の国の文化や家族・親戚と交流を持ってもらいたいのですが、看護師の仕事をしながらだとそれが難しい。
それがもう一つの理由です。
絵については、事前の電話で私の描いた絵を持ってきてほしいと言われていたので、とりあえず手元にある30種類程のポストカードを持っていきました。
見てもらう為にそれを看護部長さんに手渡すと、「すごいじゃない!」と1枚1枚じっくり見ながら、机の端から並べられていく私の絵。
並べ終わると看護部長さん、廊下を通りかかる人に、「見て見て、トーマスさん、これからこれで生きていくんですって。」と次々部屋に呼び入れてくれました。
部屋に入ってきてくれる一人ひとりと久しぶりの再会に湧き、「そんな才能が!?」と絵を見て驚かれ、退職するお詫びを述べ…を繰り返しながら、30分くらいの間に次々と人が入れ替わりました。
看護部長室がいつの間にか私の賑やかなお店みたいになってしまいました。
立ち寄ってくれた人達が、驚きと感動を言葉にしながら、頼んでもいないのに1枚150円のポストカードを1人何枚も買ってくれたり。
想定していた悪いシナリオとは真逆の状況に、頭の中は多少混乱。
嬉しいけど、なんだか変な汗も出てくる。
そして、あっという間に45枚くらいのポストカードさん達が、お嫁に行きました。
そして光栄なことに、「病院に最後に貢献してちょうだい。」と、今年100周年を迎える病院の新しいロゴの作成を、私に依頼してくださったり。
ちょうど会いたいと思っていた何人かの人に、帰る直前に偶然廊下ですれ違い、連絡先を伝えることができたり。
もちろん、慣れた病棟で久しぶりの仲間と話す、居心地の良い時間も味わいました。
そんなこんなで、出かける前にあった心配とは逆に、すっかり元気になって帰ってきた私。
退職願は出したけど、みんなとも病院ともこれでお別れという気が、不思議だけど全然しない。
多分これからも、時々私はここに来るんだろう。
根拠はないけどそんな安心感を胸に、今日からまた歩み進めていきます。
色んな人達と繋がりながら、調和しながら。
みんなで笑い合って、助け合って、生きていきたい。
いや。
いけるに違いない!
と思う、今日このごろです。

ドラゴンの赤ちゃん(1)
夫と共同制作で自費出版した小説『Deadly Troubadurs』(夫が文、私がイラスト)。印刷前に行ったキャンペーンで私のスケッチを注文してくれた人のために描いたもの。表紙を開けた最初のページに、直筆で描き入れました。ドラゴンの赤ちゃんシリーズ♡第一弾。これが多分一番可愛い。他のはもうちょっと怖い…かな?次からのブログに、続きを載せていきます。
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〈出展のお知らせ〉
5/29(日)「かさこ塾フェスタ」に、トーマスりか も、スピリチュアルセッションと絵画の展示・販売で出展します!
それぞれの好きを武器にした総勢49名のかさこ塾生たちが、共同で出展来場者を楽しませるイベント。
誰でも遊びに来れ、入場無料。東京で開催です。
