妊娠中に、お腹の中の赤ちゃんと繋がった話(2)
お腹に手を当て、心を鎮め、お腹の中の赤ちゃんに意識を合わせていきます。
すると…
あぁ、見えた。
私のお腹の中に、丸くなっておさまっている、小さな赤ちゃん。
気持ち良さそうに、寝ているみたい。
「もしもし、赤ちゃん、私はお母さんですよ。
聞きたいことがあるんだけどいいかな?」
「あなたはどうして私のお腹の中に来たの?
どうして私をお母さんに選んだの?」
と心の中で問いかける。
本当にドキドキした。
すると、
答えが返ってきました。
赤ちゃんから返ってきた答えはこう。
「お母さんが、愛される存在だって知らせるためだよ。」
すると小さな丸まった赤ちゃんが、濃いマゼンタピンクのオーラに包まれた姿に変わりました。
とても大切で神聖なものに触れたような感覚。
そして言われたメッセージがあまりに衝撃的で、感動で、大粒の涙が突然溢れて止まらなくなりました。
その、自分が愛される存在だと知ることは、その時の私が最も必要としていたことだったのです。
よく考えたら私、今までよく頑張って生きてきたなぁと自分を誇りたい気持ちはすごくあります。
でも相手は誰であれ、人から100%愛されているという実感が、常に持てなかったのです。
それを赤ちゃんに言われて、初めて気付きました。
分かりやすいのは夫との例。
おしどり夫婦を自慢する訳では決してないのですが、私達夫婦はいつも仲良し。
普段の会話や、全力で私を助けようとしてくれる姿から、夫が私を愛してくれていることなど日頃から充分過ぎるくらいに表れています。
けれども心のどこかで、
本当に私は心から愛されているんだろうか。
自分はそこまで愛されるに値する人間だろうか。
一番身近で支えてくれている夫にさえ、心のどこかではいつも疑い、恐れていたのです。
でもこれからは、その一番必要なことを分からせてくれる人が、すぐそばに現れて支えてくれるんだ。
言葉にならない程の大きな安心感。
そこから、まだ赤ちゃんの姿が目に見えなくても、抱きしめられなくても、毎日が本当の幸せな日々に変わりました。
そんな、お話。
生まれてみたら、その時のメッセージの通り、息子は疑う余地もないくらいお母さんがだーい好きでいてくれます。
そしたら息子だけでなく夫に対しても、またそれ以外の人に対しても、より力を抜いて素直に向き合えるようになった気がします。
女性は母親になると強くなるって言うけど、ほんとにそうだなぁと。
そんな私を助ける為に生まれてきてくれた息子に対しては、尊敬にも値するような思いを抱いたりします。
赤ちゃんはみんな、そうみたいですね。
親を助ける為に、選んで、生まれてくる。
私のところに来てくれて、選んでくれて、ありがとう。
いつもいつも、感謝、感謝です。

初めての運動会で、いっぱい遊んでいっぱいお土産ももらって、満足そうな息子。メダルもお菓子も競技で付けたコスチュームも、全部オモチャになりました♪