感じやすい人へ。生きづらいのは、あなたが弱いからではなくエンパス(共感能力者)だから(3)
今回は、エンパスの種類についてお伝えします。
エンパスについて世界で初めて本を書いたローズ・ローズトゥリーさんによる分類に基づいて、説明していきますね。
〈エンパスの種類(分類)〉
身体直感型…人の体に起きていることが、説明されなくても自然に分る。(赤ちゃんを授かると、親は自分の子どもに対して数年間この能力を得ると言われています。)
身体ワンネス型…身体面において人と同化する。人の体に起きている身体症状を、その人に意識を向けただけで自分の体の中でも同じ体験をする。
感情直感型…人の感情が、表情や体を見なくても自然にわかる。声の調子、話すスピードなどといったわずかなヒントからでも、瞬時に相手の感情が把握できる。
感情ワンネス型…感情面において人と同化する。人の感情を、その人に意識を向けただけで自分の心の中でも同じ体験をする。
知的変容型…人の思考のプロセスを、まるで自分のもののように体験する。相手の知的能力を自分に移すことができるので、例えば自分が全く知らないはず分野のことを、得意な人と一緒にいるだけで簡単に理解できたり実行できたりします。珍しいタイプ。
スピリチュアル・ワンネス(霊的一体化)型…人の内面(魂や霊的な感覚)をそのまま体験できる。他のエンパシー能力と違って誰にでも備わっている能力。
他にも
・分子エンパシー
・動物エンパシー
・メディカルエンパシー
・ガーデニングエンパシー
・クリスタルエンパシー
・エレメンタルエンパシー
・環境エンパシー
といったものがあります。
※詳細を知りたい方は、ローズ・ローズトゥリーさんの本「エンパシー 共感力のスイッチをオン/オフしよう」(株式会社ヴォイス)をお読み下さい。
エンパスではない人には、信じられないようなことばかりだと思いますが、現実にこういったことで悩んでいる人は沢山いると思います。
因みに私は、上記の主な種類の身体直感型〜スピリチュアル・ワンネス型まで、全てに当てはまると思います。
知的変容型の要素は少ないと思いますが、学生の頃、ある人の本を読んだ直後に文章を書く機会があると、必ず自分の思考で作った物ではない文章、つまりどこからどう見てもその直前に読んだ作家さんの文章にしか見えないものに出来上がっていることが、しばしばあり、それが不思議でしょうがなかったのを覚えています。
そして、それらの下に書いたものの中でも、動物エンパシー、クリスタルエンパシー、エレメンタルエンパシー、環境エンパシーの要素も、主に集中すれば繋がれるというレベルですが、少しずつ持っている気がします。
身体も感情も、解説を読んでお気付きかと思いますが、直感型よりワンネス型の人の方が、心身の負担はとても大きくなります。
特技の範囲を越えて、「生きづらい」と感じやすくなりす。
例えば身体ワンネス型であれば、もしも呼吸困難の人やお腹が痛い人を目の前にしたら、その症状を何も教えられなくても、自分の体に呼吸困難や腹痛がそのまま移ってくるのです。
感情ワンネス型の人でれば、気持ちがどん底まで落ちている人、イライラしている人、そんな人を見かけただけで、一時的に同じように落ち込んだりイライラすることになります。
人混みに行けば、数えきれない程の色々な人の感情と次々同化するので、とても混乱するでしょう。
もしもエンパスである人が、その同化する能力(エンパシー)を全くコントロールできなかったとしたら。
自分1人でいる時間以外の全ての時間において、どれ程心身の苦痛を感じることになるか、なんとなく想像がつくでしょうか。
けれども一見不自由なその能力も、不用意にその能力が働かないよう自分でコントロールできたとしたら。
例えば私のようなヒーラーのお仕事をする人などにはきっともってこいの(ある意味「必須の」とも言えるかもしれません)、相手を理解するのに役立つ能力となります。
そのコントロールの仕方ももちろん後で説明していきますが、その前に。
エンパスで苦労している方は、どうして私だけこんな苦しい思いを…などと思ってしまっているかもしれません。
なので次回は、こういったエンパスの人達が存在する意味について、まずは一緒に考えていきたいと思います。