肉体を持つことの苦痛と、生きることの意味(1)
クリエイターEXPOの頃から始まった体調不良、実はその後さらに悪化し大変なことになってしまいました。
あまりの身体的苦痛に、救急車を呼ぼうとした場面が何度もあったり、もしかしたら自分はこのままもう普通の生活ができる人には戻れないんじゃないかという不安に襲われたり。
まだ薬に頼りながらではありますが、ここ数日でやっとなんとか普通の日常生活が送れるようになってきた今。
まだ完全ではないものの、そこそこ機能する体があること、命がまだ続いていることの有り難さを、24時間噛み締めています。
さて、私の体に一体何が起きていたかと言うと…。
診断名から言うと、「風邪」「中耳炎」「後頭神経痛」のトリプルパンチでした。
元々はクリエイターEXPOよりも前、6/20頃から37℃代の微熱と強い咳が連日続いていたのが約1週間。
それが一旦解熱して数日過ごしていたものの、クリエイターEXPO初日から同じ風邪をぶり返したような状況に。
初日の夜中には耳の激痛で目が覚め、眠れず。(…中耳炎発症)
2日目にはさらに頭痛も始まり、動いた時や咳で増強する耳と頭の強い痛み、そして繰り返す寒気と熱感で、クリエイターEXPO2日目は泣く泣く欠席。
3日目は、半分以上を場外で休んで過ごしながらもクリエイターEXPOにはなんとか出席しました。
そしてEXPOが終わってホッとしたのも束の間、翌朝目を覚ますと、耳の後ろ辺りを中心とした後頭部に、時々悲鳴を挙げる程の激痛が数秒おきに電気的に走る。(…後頭神経痛発症)
電気が走る度に全身がビクつき、「ウウッ!」と声が出る。
あまりの痛さに動けない、話せない、食べられない。
4000gのビックベイビーを生んだお産でも泣かなかったのに、この時はクリエイターEXPOで充分頑張れなかった悔しい想いもあり、涙がボロボロ出てきた。
でも泣くと、咳も出るし頭も耳もさらに痛む。
もう、どうしたらいいか分からない!
いっそのこと救急車呼んで入院して、神経ブロックの痛み止めの注射と、食事の代わりに点滴と、トイレに動かなくていいように尿カテ(尿を排出するための管)を入れてもらった方が、ずっと楽なんだろう…。
何度もそう思いながら、救急車を呼ぼうかどうしようかギリギリのところまで行ったけど、
1年ちょっと前に夫のことで救急車を読んだ時、イマイチすぎる検査や処置とコミュニケーションで、高額なお金だけをとられたような苦い経験をしたのを思い出すと、また同じ病院に運ばれて同じ思いをするのは心の底から嫌だと思った。
それからアメリカの義母さんが同日ちょうど息子に会いに日本に来ることになっていたため、心配させてはならないと、なんとか家で耐え抜くことにしました。
「後頭神経痛」は、今スマホやネットの普及で急増中らしいのですが、疲労やストレス、首・肩の凝りなどからくる神経痛です。(痛みの程度は激痛で、救急車要請する事態になる人も少なくないとか。皆さんもほんとーに、気をつけて下さい!)
病院へ行くために自力で動くことができなかったため、最初は自己診断でしたが、調べる症状と今自分の身に起きていることが全て一致するため、これは「後頭神経痛」だという確信がありました。(後日ちゃんと脳神経内科の病院で同じ診断名をもらっています。)
後頭神経痛は頭の病気ではないため、命の危険はないこと、時と共に沈静化していくことを分かっていた上で選択した自宅療養ではありましたが。
そんな自宅療養中、耳と頭の激痛に苦しみ悶えながら、病院で働いていた時に看てきた患者さんのことなども思い出し、肉体の苦痛についてなんだか考えてしまったのです。
(長い間ブログお休みしてしまってすみませんでした。 明日に続く〜♪)