感じやすい人へ。生きづらいのは、あなたが弱いからではなくエンパス(共感能力者)だから(6)
エンパスの対策についての続きです。
3.あらゆる魂の尊さを知ること
「あらゆる魂は尊いのです。」と言われたところで、単なる正論にしか聞こえないかもしれません。
でも私はある日から突然、人混みに行っても誰と会っても、周りのエネルギーに振り回されるということが、ほとんどなくなりました。
それは「あらゆる魂が尊い」のだと、自分自身で気付いた瞬間からだったのです。
とは言っても、全ての人と仲良くしなさい好きになりなさい、そういうことを言っているのではありません。
人間は誰でも、好きな人と嫌いな人、合う人と合わない人がいます。
私も人に対して苦手だとか、悪人だと思うこともあります。
全ての人は生まれ持った性質、育った環境からの経験や価値観が違うので、それは当たり前のこと。
でも表面的に見えている部分だけでなく、その人の内側に存在する魂を感じると、例え嫌いな人であっても、とても尊く愛おしく感じられるということがあるのです。
それを私が最初に体験したのは、手相を学んでいた時でした。
たまたま私が大嫌いだと思っている人の手相を観ることを依頼されたことが、同じ時期に何度かあったのです。
嫌いな人のことなんて、全然知りたくない。
最初は全く気が進みませんでしたが、嫌々ながら少しずつ手相を読み進め、魂本来の姿が明らかになってくると、いつも見ている表面に現れたその人の印象と魂自体の印象が、全く違うことに気付いたのです。
それと同時にその人の抱える負の体験や思いなどが垣間見えたり。
手相以外でも、その後苦手だと思う人に対して遠隔ヒーリングをした時にも、やはり魂本来のエネルギーは外から見えるその人とは印象と全く違う!という経験を、何度かしました。
そんな時感じるのは、どんな人であっても魂自体は本来とても清らかで純粋な存在で、成長したい思いで溢れているということです。
(ごく一部、そうではない人ももしかしたらいるかもしれませんが、それは今はちょっと置いておきます。)
魂を成長させるため、勇敢にこの物質次元の地球に降り立った魂達。
汚れの多いこの世で転生を繰り返しながら、まるで玉ネギの皮のように、清らかな魂の周りに何層もの汚れた衣をまとったことで、
表面的に一見汚れたように見えているだけなんじゃないか。
そう思ったら、自分の中で深い感動と博愛精神のような熱い想いが泉のように湧き出し始めました。
それを体験した後で一歩家の外に出てみると、目に映る全ての人(の魂)が愛おしく尊く思えるようになりました。
と同時に、周りのエネルギーに全く振り回されなくなっている自分にも気付いたのです。
生まれて初めて普通の人間になれたような思いで、それからはとても生きるのが楽になりました。
まだつい数年前の、最近のことです。
でもどうやったらそんな心境になれるのか。
もしかしたら人によっては、そんな境地になるのは簡単なことではないかもしれません。
私なりの考えを説明したいところではありますが、今回は長くなってしまうので、それについてはまた別の時に書くことにしますね。
ということで以上、私自身の体験から考える、エンパスの対策でした。
一般的なことは、インターネットで検索するだけでも簡単に調べられると思うので、敢えてちょっと違うことを書いてみました。
少しでも悩んでいる皆さんのお役に立てたら嬉しいです。
長かったですが、エンパスについての記事は今回でおしまいになります。
完結するまでに期間がかかってしまいましたが、最後までお読みいただいてどうもありがとうございました☆
そしてそして、今まで何度も登場したローズ・ローズトゥリーさんの本というのはこちらです。
スイッチを切り替える為に練習するワークもいくつか具体的に書かれているので、知りたい方はこちらをお読みくださいね!
『エンパシー 共感力のスイッチをオン/オフしよう』
ローズ・ローズトゥリー著
株式会社ヴォイス出版事業部 2006年初版 発行
