お盆に思い出す、亡くなった叔母と会話した体験
先祖の魂が帰ってくるとも言われているお盆。
実は、私はずっとお盆が好きではありませんでした。
けれども叔母が数年前に亡くなって以降、叔母がすぐ側に「いる」と何度も感じてきたことと、
そして最近、亡くなったその叔母と感動的な会話を交わした体験から、お盆への意識が変わりました。
お盆がずっと苦手だった理由。
それは、日本人なのにと批判されてしまいそうですが、お盆になると訪れなけれならないお寺やお墓、仏教などが物心ついたときから大の苦手でした。(恐らく過去世が関係しています。)
もう1つは様々な霊の気配を視覚的には見えないのですが、エネルギー的に感じやすい期間だったということもあると思います。
けれども、そんな意識も今は少し変わりました。
最近亡くなった叔母と会話する体験をしていたからです。
数年前叔母が亡くなってから、その叔母の存在をしばしば、すぐ側に「いる」と感じてきました。
姿が見えるわけではないのですが、エネルギー的に確かにここに「いる」と感じるのです。
でも、生前その叔母と会ったのは、記憶にあるところでは、私の結婚式の時、ただ1回だけなのです。
特別に深い交流があったわけでもないのに、どうして亡くなった後、私の所によく来てくれるんだろう。
ずっと不思議でした。
そして2か月前、私が体調を崩す少し前から、さらに叔母との距離は縮まりました。
ある時、私があまり良くない霊のエネルギーを感じて困っていた時、その場の思いつきで叔母を呼ぶとすぐに助けにきてくれました。
そしてその時、後ろから強く抱きしめてくれているのが分かりました。
それと同時に叔母の悲痛な叫びのような声が。
「私の可愛い娘、私の可愛い娘…!ずっと会いたかった、会いたかった!」
泣きながら、私にしがみつくようにして、そう繰り返すのです。
何のことかと最初は驚きましたが、その言葉に反応するように自分の魂の奥深い所からも、母を慕う熱い想いが自然とこみ上げてきます。
この時初めて叔母と私が、かつて(前世で)親子関係にあったことを自覚したのです。
すると、生前、遠方に住んでいて会ったこともない叔母が、時々電話で可愛がってくれたこと、初めて会った私の結婚式ですぐに大の仲良しになったこと、亡くなってからもいつも叔母の存在を側に感じていたこと、その全てが理解できました。
そして、体調を崩し寝込んでいた最中にも、私が無意識に呼んでいたのかは分かりませんが、その叔母がまた私の所に来てくれたのです。
前の時のように私を抱きしめながら、そしてとても感動的な会話を交わしました。
その後、地上で彷徨い続けていた叔母が、なんとやっと成仏していってくれたのです。
それからは、どこからか温かく見守られていている感覚は常にありながらも、すぐ側に「いる」という感覚はなくなりました。
ちゃんと成仏できたんだなぁとホッとしながらも、少し寂しい気持ちもあるのが正直なところです。
そんな叔母が、もしかしたらお盆にまた私の側に来てくれるんじゃないか。
そう期待するのがいいのか悪いのかはわかりませんが、今お盆なのがなんだか嬉しい私。
叔母が住んでいた場所が遠方だったため今はお墓参りに行けないのですが、ふとしたときに叔母のことを想い、感謝の気持ちを伝えています。
